---------------------------------------- Plausible Promise (翻訳) ---------------------------------------- 説得力のある約束 Original text is written by Mike Pinkerton, on June 09, 2009. .. note:: この文書は Chromium Blog に投稿された `記事`__ の翻訳です。 __ http://blog.chromium.org/2009/06/plausible-promise.html Mac Chrome が dev チャンネルでリリースされたところで、私はオープンソー スと期待についてお話ししたいと思います。この段階でのリリースのポイント はなんだったのかと、疑問に思う方もいるかもしれません。明らかにこれは完 成していません。明らかに。それは数多くの機能が欠けており、いくつかは中 途半端に実装されており、いくつかはまったく実装されていません。では、な ぜわざわざリリースしたのでしょうか?それは単に私たちの面目を潰すだけで は? オープンソースのプロジェクトは、単なる実行バイナリではありません。それ は自分の時間とスキルを自分の信じる製品にささげるユーザとテスターと開発 者のコミュニティです。それらは密接な関係があります:コミュニティがなけ ればバイナリはありませんし、バイナリがなければコミュニティはありません。 プロジェクトのライフサイクルにおけるある時点で、あなたは自分の開発者と しての small band について一人で考えることをやめなければなりません。そ して、あなたのユーザーや、テスター、国際化担当者、文書のライター、そし てもしかすると新たなプログラマーになってくれる、より大きな成長をサポー トするコミュニティを開始しなければなりません。 "伽藍とバザール"で、エリックレイモンド氏は次のように述べています: "コミュニティの構築を始めたら、必要なことは説得力のある約束を提供する ことです。あなたのプログラムが特にうまく機能する必要はありません。そ れは粗末で、バグだらけで、不完全で、文書化が貧弱でも構いません。失敗 してはならないことは、(a) 動くこと、そして (b) 潜在的な共同開発者に対 して、それが予見可能な将来に実際にきちんとしたものに進化することがで きると納得させることです。" Chromium プロジェクトで私たちは、 Mac と Linux のビルドがこの段階に達し ていると感じています(もしそれを超えていないとしたら)。それらはかなり うまく動いており、 Chromium を他のブラウザと差別化する基本的なアーキテ クチャを示すことができます。確かに、飾りはありませんが、 Webブラウジン グの核となる機能はあります。私たちは、エリックレイモンドの"説得力のある 約束"を提供することができたと感じており、それは Chromium を最良の製品に する手助けをしたいと思う人々を惹きつけはじめるのに十分です。私たちはま だ作業を完了していません。またそれは平均的なユーザーのための準備ができ ていません。しかし、最先端にいたいと願う人々にとって、その才能を貸して 完了に向けた支援をする準備が整いました。 今日私たちが構築したコミュニティは将来良い製品を生み出すでしょう。そし てコミュニティがなければ製品は最終的に苦労することになるでしょう。 エリッ クレイモンドはテスターのことを"プロジェクトの最も貴重な資源"と説明して います。そして私の Camino と Mozilla における最初の経験は、これを裏付け るものです。Webブラウザは、無限の入力を受け付けるプログラムです。開発者 が通常は遭遇しないようなWebページをテストすることのできる人々を持つこと は、多大な援助です。多様なハードウェアとソフトウェアの設定についてのテ ストも、開発者は最新かつ最高(そして最速の! )マシンでしか実行しない傾 向にあるため、同様に貴重です。いずれは、私たち自身でこれらの問題の多く を発見することでしょうが、もしかするとしないかもしれません。 早めのリリースと並ぶオープンソースのもう一つの柱は、頻繁なリリースです。 そのために、開発が続けられている間、 dev チャンネルが毎週の更新を自動的 に受けとります。あなたは、製品の改善を毎週確認して、どこかが壊れていた ら即座にそれを識別する手助けをすることができます。新機能に対するフィー ドバックを完成後すぐに受け取ることは、開発者が mark を hit したかどうか を知る助けになります。コミュニティとのフィードバックループを close する のに役に立ちます。 コミュニティはより関与して (involved) 関係を持つ (connected) ことで恩恵を被り、開発プロセスの一層の透明性を促進します。 これはリリースの間隔が開いてほとんどの意思決定が変更不能である場合には 不可能です(それを望むエンドユーザは、ベータ版やリリースチャネルを使う ことができます)。 現在、あなたの助けを必要としています。それにはコンピュータサイエンスの 博士号は必要ありません。MacとLinuxのためのバグ報告ガイドラインを読んで、 ぜひ参加してください。